2022年 08月 13日
『水鳥記』…っちゃ、別物だ!
「酒は 大七」健在なりや。
そうでしたね。。。「酒は大七 うまさは第一」というのが 酒は”大七”の心意気でした。
緑濃い山肌に白く野立て看板が浮き出て、帰郷の念、郷愁を感じさせたものでした。
いまや酒造りにおいては古来の製法「生酛づくり」が少なくなっています。
作業工程が増える=人件費増大ですから仕方がないのですが 敢えて大七は一手間加えて「山卸」を行う酒造りで生きてきた蔵元です。
大雑把に言えば人件費の問題ですが、いまは「山卸廃止」が多くの蔵元に普及してます。
その陰には「精米歩合」で酒の味を決める、この製法が一般普及したからですね。
人件費の絡みで合理化せざるを得ないわけですが
大七酒造の場合は今でも伝統的な「生酛づくり(山卸作業)」で造られているわけです。
言ってみれば企業の生き残り戦術ですね。
新幹線でピュー、高速道路は防音壁で景色を遮られては、移動途上で旅愁を感じるモノ、ヒマが有りません。
いま、テレビ東京BSでは「男はつらいよ」が毎週土曜日に放映されています。
鈍行列車や木造家屋の街並みの映像に、自分の山旅を重ね懐かしさを感じながら、寅さんの失恋話にもうなずき毎回見ております。
「酒は 大七」差別化をもって奮闘している由、何らつながりはないけれど、うれしい。